
YES住宅
木のチカラを感じられる住まい

— きっかけは前住居の室内環境の悪さ
そもそもの住宅を建てるきっかけは何ですか?
東京に住んでいたのですが、主人の仕事が一段落して東京から戻ってくるタイミングと、おばあさんが高齢になり1人で住まわせていく訳にはいかないという境遇が一致しました。それとそれ迄に住んでいた家は、寒くてとても日当たりが悪く、ジメジメして湿気がすごかったんです。それで湿気や寒さに悩まされない快適なお家を建てようとなりました。
そういったその悪環境の中で、良い家に住みたいなという気持ちが?
ずっと東京に住んでいたんですか?
最初主人が八戸で勤務していたのですが、福島の郡山に転勤になりそこに3年程、そこから長野の松本に半年、その後栃木の小山、宇都宮と移り、最後は東京に転勤となりました。
東京では2年ほど賃貸アパートに住み、マンションを購入して6年ほど生活しました。

東京での住環境はどうでしたか?
そうですね、とにかく寒かったんですマンションは。古くて、断熱材も入って無くて。
そのマンションと比べて今の住まいはどうですか?
12月に完成して冬を越しました。この家も壁には断熱材が全然入ってないんですけど、床暖房の効果もありとても暖かく過ごせました。
最近は少し暑いときもありますが。(取材時 7月)
暑さもそんなに息苦しいと感じることもなく、外が30度ぐらいでも窓を閉め切ってエアコンをつけずに中にいても、汗がダラダラとか我慢ができないとか不快な感じはなく過ごせましたね。
伺った時もエアコンはつけてなかったですよね?(外気温28度)
そうですね、室内は26度ぐらいあったのかな。それでも室内の湿度が低くカラッとしてるので快適に過ごしています。
湿度はずっと50%台をキープしてると聞きましたが。
そうそう、今も50%(室内の湿度計を見て)ですね。だから冬は風もひかず、喉も痛くなるということもなかったんですよ!
インフルエンザは50%台で死滅すると言われています。またカビは60%から繁殖するそうです。
おばあさんも風邪にもインフルエンザにもかからなかったですね。引っ越してからすごく元気です。身体にはいいんでしょうね、うん。それは何よりも良かったですよね。
イエス住宅ではインフルエンザがでましたけどね(笑)。
他に木に囲まれることで感じたことはありますか?
引っ越し当初はヒノキの香りや作用なのか、ぐっすり眠れましたね。すぐ寝れました。
スグ深い眠りについて、気付けば朝だったということが続きました。最近は慣れちゃったけど(笑)
後は、クローゼットの中に入れてる洋服はすべて木の香りがしますね。みんなに言われますよ。木の匂いがするって。
住み慣れてきたので、普段はそんなに感じなくなってきたんですけど、2〜3日家を空けて帰ってくると、やっぱり感じますよね。
うちの社員達は展示場にいると気持ちよくなって居眠りすることがよくあるんですが(笑)
ハハハ。
ちょっとした時間があるとそういった気持ちよさを感じることはありますか?
そうですね、何も考えずにボーッとして。癒やされると言うか。リラックス効果なんでしょうね。でも、何よりも気持ちよさを感じたのは、冬でも暖かいということでした。朝起きると暖かいってとても幸せです!洗濯物もよく乾きますし。部屋干しすると臭くなったりするじゃないですか。生乾きと言うか。そういったものは一切ないですね。
快適な生活ですね。では逆に住んでみてこうだったら良かったなとという所はありますか?
そうですねぇ、特にないんだけど、、うーん。
よく、住んでみてから思ってたのと違うとかああすれば良かったと聞くこともありますが
うーん、いやぁないですねぇ(笑)
あ、梁の掃除が大変そうかな、ホコリが溜まって(笑)
断熱材が入らず、2枚分の板材の厚さのみの壁ですが、防音性はどうですか。
気にならないですね。大きなトラックや重機などは感じることもありますが、人の声は聞こえませんし、中にいると風が強いかもわかりません。
なるほど。では良いところしか無いということでいいでしょうか(笑)
強いて言うなら、壁に色を入れたいですね。全部木なので。最初主人に聞いたときにえーっ山小屋じゃんてなって(笑)
統一感のある家財がアクセントになって、すごい良い雰囲気ですが(笑)
そうですね、すごい黒が映える家ですね。
ご主人からこういう家を建てたいという話をされた時にどう思われましたか。
そうですね、私は建ててもらうだけだからはい、はいって(笑)主人は岡山の延養亭という所に影響を受けて、こういう家を建てたいってずっと思ってたみたいです。
私はスタイリッシュな家が良いかなって思ってたんですけど、 主人はこの造りがいいと。

— ここだけは譲れない住まうこだわり
キッチン周りは奥様のこだわりだと伺いましたが。
そうです。ここはね、譲らないって(笑)。 ショールームを色々回ってみたらこのキッチンがあって。これがいい!ってなったんです。後は、このキッチンに合わせてスッキリした空間をお願いしました。なんでも隠したいんですよね。炊飯器を隠したまま炊飯できる食器棚とか。賢いんですよこれ(笑)。カウンターも高くして使いやすくしました。対面には椅子をおいて。
では作った料理やおつまみをすぐ目の前のご主人に出したり?
うーん、今の所まだそれはできてないですね(笑)。そういうイメージですけど、中々できません(笑)。
天窓がすごい明るいですよね。
あそこもこだわったんです。前の家がすごい暗かったので。 この家に住んでからは、もう本当に前の住まいは考えられないですね。

他にこだわった箇所はありますか?
照明ですね、間接照明。直接見せないで灯りだけをみせるという造りです。

おしゃれで雰囲気がありますよね。
そうですね、たまに主人が友だちを呼んでこの雰囲気のな中晩酌を楽しんでいます
外から見たときの雰囲気もいいんですよ、木目を活かした内観が自慢です。
— これまでの住宅のイメージを変える家
では、最後の質問です。これからお家を建てたいと思っている方へ木の家の良さをおねがいできますか。
断熱材を入れないのに暖かいということ、これが一番のポイントだと私は思っています。断熱材が入っていない家って驚きですよね。釘もほとんど使わずに家が組み上がるのと言うのもびっくりしました。家に対する概念が吹き飛びましたね(笑)。
後、クロスと違って気にせずなんでも飾れるというところですね。アメリカでは、手を加えるほど価値があがるとも言われますよね。自分の好みで好きなように装飾できるというところも気にっています。
木材の色の変化も楽しめます。住んでから半年を過ぎますが住み始めよりも色が濃くなってきました。木の油が出てきたのか色がついてきました。10年たって15年たって、どういう風に変化するのか楽しみです。
木の家は、いい意味で住宅へのイメージが変わる建物です。日々気付かされる木のチカラに感謝してこれからもこの家が大好きになっていくと思います。
今日はお時間を頂きありがとうございました。

国産総無垢材の平屋造りの住まいを愉しむ沖田様。
木の家には世帯ごとの楽しみ方と色が溢れています。ちょっとだけ贅沢な住まいで快適な生活を送りませんか。
構造:平屋
間取り:4LDK
構造材:
1 土台、桁、梁、柱 / ヒノキ
2 内壁材 / 杉板 、和室は青森ヒバ
3 内法材、建具 / ヒノキ
4 フロア材 / リビング サーモアッシュ(外材)
水廻り / クリの木
寝室 / 青森ヒバ